社長メッセージ

変化を恐れず行動することで、イノベーションを推進し、
新たな価値を生み出します。

 兼松グループは1889年の創業から130年以上、現在のSDGsに通じる創業主意を企業理念として、 開拓者精神と創意工夫をもって、社会、経済発展のため企業活動を行って参りました。この長い歴史 の間は、今と同じように先が読めない時代の連続でしたが、脈々と受け継がれてきた創業者のDNA を持って、数々の変化に対応してきた実績があります。これから先も、ぶれない理念を基軸として しなやかに変化していけば、新たな時代を切り拓いていけると私は確信しています。

 兼松グループは、2024年3月期を最終年度とする中期ビジョン「future 135」に取り組んでいます。 重点施策として「グループを挙げたDX推進」を掲げており、グループ一体経営の実現とDXおよび GXの推進を一層加速するため、上場連結子会社である兼松エレクトロニクス株式会社および兼松 サステック株式会社に対する公開買付けを実施し、2023年3月に成立いたしました。兼松グループが 一丸となって攻めることができる事業基盤ができましたので、グループのシナジー効果が最大限発揮 できる成長戦略を描き、「future 135」達成、また次のステージへ向けて様々な施策を進めていきます。

 世の中は今、パンデミックの影響や国際情勢の緊張、年々厳しさを増す環境問題などにより、先行き 不透明な状況です。加えてAI、メタバースといったデジタル化の技術は日進月歩で進化しています。 変化を機敏に捉えて素早く対応することが商社の得意とするところであり、使命でもあります。先の 読めない時代、変化に柔軟に対応できるのは当社グループの最大の財産である社員一人ひとりです。 今まで一人ひとりに受け継がれてきた兼松グループのDNAを持って、引き続き新しいことにチャレンジ していきますので、新たな兼松グループにご期待ください。

2023年6月

代表取締役社長