平成17年5月11日
兼松は、世界的な航空・宇宙機器メーカーである米国ロッキードマーチン社の代理店として、国内放送衛星業界のマーケティングを行なう他、各種営業サポートを行なって参りましたが、このたび同社製A2100型衛星が放送衛星BSAT-3aとして採用されることになり、ロッキードマーチン社は株式会社放送衛星システム(略称:B-SAT)と基本合意書を締結致しました。 B-SATは、日本放送協会が49.9%、残りは民放等が出資し、放送衛星の調達や放送衛星の管制および管理などを主要な事業とする衛星運用会社です。
今後、売買契約の正式契約に向けた交渉を行ないます。
BSAT-3aは、現在BSアナログ放送サービスに利用している放送衛星BSAT-1aが2007年に設計寿命を終えるため、その後継となる次世代衛星です。
兼松では、今後もこのような放送衛星事業に関連し、地上管制設備や放送衛星用機材を国内メーカーに納入していくなど、事業展開を図って参ります。
以上
【ご参考】放送衛星BSAT-3aの概要
引取り場所 | 東経110度 静止衛星軌道上 |
引取り期日 | 2007年6月30日 |
打上げ | アリアン5ロケット |
設計寿命 | 13年以上 |
同時放送可能チャンネル数 | 8 |
サービスエリア | 日本一円(BSAT-2と同様) |
搭載中継器数 | 14本(6本予備) |
アンテナ | 送受信共用 展開型パラボラアンテナ |
衛星形式 | 三軸姿勢安定方式 |