平成17年5月25日

兼松株式会社はDegussa Food Ingredients GmbH社(独)のα リポ酸(ALIPURE?)の輸入及び国内販売を本格的に開始致します。

弊社ライフサイエンス部は2002年よりデグサテクスチュラントシステムズジャパン(株)と同素材の日本での市場性調査を開始。2004年に使用認可後輸入を開始しましたが、今年に入り情報テレビ番組などの影響により大幅に受注量が増大したため、新規顧客にはほとんど対応できない状態がつづいておりました。しかし今後は秋以降のさらなる需要増加を見込み、増産体制を整え、順次供給量を増強させていく方針です。 また、より製剤加工の幅を広げるために「ALIPURE?」だけでなく、順次、開発製剤品も販売していく方針で、今後は大手製薬メーカーや化粧品メーカー等へのサプリメント向けを中心に、大手食品メーカー等への機能性食品向けに展開を注力し、来年度には売上約20億円を目指します。

α リポ酸は、昨年の食薬区分の変更により厚生労働省より使用認可を受けたもので、医薬品だけでなく、新たに食品としても使用することが出来るようになった、いわゆるスイッチ健康食品原料で、これまでの「CoQ10」・「L-カルニチン」に続き3品目となります。

『若々しく健康でありたい』――健康指向の高まりの中で、抗酸化作用によるアンチエイジングは最も注目を集めている分野の一つです。抗酸化力を持つサプリメント素材としてはビタミンC・EやCoQ10が良く知られています。しかしα リポ酸はビタミンC・Eと比較して数百倍の抗酸化作用があり、またそれらの抗酸化物質の体内での再利用を可能にし、重要な抗酸化物質であるグルタチオンレベルの増加を促進させます。さらにグルコース輸送を改善し糖代謝を高め、補酵素としてエネルギー生成に重要な役割を果たすとともに、高血圧や血管の病気を抑制し疾病リスクを低減することができます。米国では、α リポ酸は抗酸化サプリメントとして年間40~50トンの市場を形成しています。またドイツでは医薬品として主に糖尿病に関連した合併障害の治療目的で使用されています。

そもそも体内の細胞中に既にあるもので、加齢と共に減少するため、美容関連で話題のアンチエイジング素材として、「ポストCoQ10」と言う位置づけで注目を集めており、同素材が持つ高い抗酸化作用、フリーラジカル抑制作用等を訴求していく方針です。その中でもデグサ社は人体に悪影響な有機溶媒を含まない安心・安全な食品グレードとしてのα リポ酸「ALIPURE?」を製造している唯一のメーカーで、米国を含めて14カ国ほどで既に販売実績があります。

ALIPURE?」の国内取扱先

輸入元:兼松株式会社(ライフサイエンス部:03-5440-9701)
販売元:ビーエイチエヌ株式会社(代表:03-3238-1171)

詳細については、兼松株式会社ライフサイエンス部(電話:03-5440-9701)までお問い合わせください。

以上