平成20年9月1日

兼松株式会社は、子会社の株式会社兼松KGK(以下KGK)を通じて、太陽電池用シリコンウェハーの加工会社を設立し、太陽電池事業に進出致しました。

太陽電池の世界生産は、10年前100MW足らずだったところが、2004年には1,000MW (1GW)、さらに2010年には6GWを超えると予測される急激なスピードで拡大中です。

一方、KGKでは2000年より欧米の太陽電池セルメーカーより委託を受け、シリコンウェハーの加工事業を開始しておりました。シリコンインゴットの支給を受け、国内の協力会社にてスライスしてウェハー製品にし、供給するというものですが、昨今の太陽電池用シリコンウェハーの需要が急増するという状況下、自社でウェハー製品を生産すべく、KGKは協力会社と共同で加工会社を設立することとなったものです。

加工会社の資本金は3億円、本年9月中旬から操業開始予定です。フル生産時では月産350万枚(年産125MWに相当。ウェハー製品ベースでは450億円規模)を見込んでおります。

兼松といたしましては、太陽電池用シリコンウェハー加工事業は、現在遂行中の中期経営計画「teamKG120」で成長ドライバーとして掲げる環境・新エネルギー分野の事業の一つとして位置づけると共に、KGKの事業多角化にも寄与する有望事業として注力して参ります。

以上