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平成25年7月4日

兼松株式会社(東京都港区、社長:下嶋政幸、以下 兼松)は、ベトナムの乳業メーカーDalat Milk Joint Stock Company(ダラットミルク社、以下DM社)に出資し、同社と酪農飼料供給において業務提携を行うことで合意しました。 両者共同で酪農用配合飼料センター(TMRセンター)を設立・運営し、コーンサイレージなど酪農用発酵飼料の製造事業を行い、ベトナム国内販売と共に日本・韓国などへの輸出拡大も図って参ります。TMRセンターは2015年までに稼働を本格化させ、2019年までに10万トン以上への生産規模拡大を目標にしています。

兼松は長年、日本向けの酪農用飼料供給においてトップクラスの販売シェアを維持し、日本では酪農用配合飼料製造・販売事業、米国や豪州では牧草集荷・加工事業も展開し、安全で安心な高性能飼料の安定的供給に努めて参りました。今回の業務提携により、DM社への飼料原料となる牧草・コーン・大豆粕などの供給を行うだけでなく、成長市場であるベトナムでの酪農用飼料の販売拡大と、飼料原料の生産拠点拡充を図って参ります。

DM社は夏場でも冷涼なダラット高原において、自社経営及び周辺酪農場合わせ数千頭分の原乳を集荷し、また数百ヘクタールの広大な自社農地を活用して飼料作物の栽培生産も行い、乳製品における一貫した生産事業を行っています。また、粉ミルクやロングライフ牛乳が主流のベトナム市場において珍しく新鮮なフレッシュ牛乳やヨーグルト製品を、高級スーパーや高級コーヒーショップなどのハイエンド市場を中心に供給し、販売規模を過去5年間で10倍以上に拡大させている企業です。

ベトナムでは、消費意欲の高い若年層や経済成長に伴う食の多様化による需要拡大で、乳製品の消費拡大が見込まれており、酪農飼料事業及び飼養管理方法の発展が必要とされています。兼松では、日本からの最先端酪農技術の供与により乳量と乳質などの向上を図り、ベトナムでの酪農飼料事業発展に寄与して参ります。

【Dalat Milk Joint Stock Company社概要】 (概算レート 1円=215ベトナムドン)
住所: ベトナム社会主義共和国ラムドン省ダラット市
設立: 1976年
事業内容: 生乳・乳製品製造販売事業、酪農事業、農産物生産販売事業
資本金: 3.2億円(2012年12月)
売上高: 5.5億円(2012年12月)
URL: http://dalatmilk.vn/

以上

【お問い合わせ先】
兼松株式会社 広報室  
電話:03-5440-8000