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2017年12月4日

兼松株式会社(以下、「兼松」)は、防衛装備庁より次期飛行点検機2機を受注致しました。2017年9月に防衛装備庁と受注金額76億1800万円にて売買契約を締結し、2020年3月に引き渡しを予定しています。

兼松は、昨年、防衛省航空幕僚監部が実施した次期飛行点検機の提案要求に対して、米国カンザス州ウイチタ市で90年間にわたり航空機製造業として基盤を作り上げてきたTextron Aviation Inc.(以下、「テキストロン社」)製のサイテーションLatitude(680A)をベースの機体に、ノルウエー王国オスロ市に所在するNorwegian Special Mission AS(以下、「NSM社」)製の飛行点検装置を組み合わせた飛行点検機を提案し、当該機種が選定されました。

テキストロン社製サイテーションLatitude(680A)は、2015年の初号機納入からわずか2年で既に世界で100機が納入され、運用されている極めて信頼性の高い航空機です。また、NSM社製の飛行点検装置も既に世界各国に40台以上の納入実績があり、現在国土交通省航空局にて運用されているボンバルディアDash8-Q300型及びサイテーションCJ4型飛行検査機にも採用されています。

飛行点検機は、航空機の飛行経路である電波の道をつくる為の航空保安施設、航空交通管制施設、航空管制通信施設等の機能が正常に保持されているかを実際に飛行して点検・確認をする航空機の安全航行に寄与する航空機です。

兼松グループは、国内外に有するネットワークを活用し、これまでに培ってきたノウハウを生かしながら航空機関連ビジネスをさらに拡大して参ります。

以上

<本件に関するお問い合わせ先>
 兼松株式会社 広報・IR室: 03-5440-8000


 

(ご参考)

サイテーションLatitude(680A)の主要仕様諸元
全幅 22.05m 最大巡航速度 826km/時
全長 18.97m 最大運用高度 13,716m
全高 6.38m 最大離陸重量 13,971kg
エンジン PW306D1(2基) 航続距離 5,278km