アロエ原料生産国タイ県知事から感謝状が授与　兼松はアロエ合弁会社を設立、2006年春工場完成へ

平成18年1月11日

このたび森永乳業株式会社（以下、森永乳業）、長谷川香料株式会社(以下、長谷川香料)、兼松株式会社（以下、兼松）の３社に対して、アロエの主産地であるプラチャップキリカン県のキティポン・スナナン県知事から感謝状が授与されました。これは、１０年余に亘り安定的に現地でアロエを買い付け、栽培農家育成や缶詰製造に関する技術指導などにより、同県のアロエ関連産業の発展に貢献したとするものです。

兼松では、アロエ・ビジネスのスタートより、プロジェクト参加者皆様の協力を得て、参加者全員および環境にまで過度の負荷や負担がかからない"共生の環"の完成を目指して参りました。お陰様で、タイにおける生産農家・原料生産メーカー、間をつなぐ船会社・商社、日本における加工メーカー・製品製造メーカー、および流通各社から消費者まで、全ての皆様が共存できる見事な"共生の環"が完成いたしました。今回の感謝状の授与は、この点を高くご評価いただいたものと確信しております。

授与式は、１２月６日、現地にてキティポン・スナナン県知事出席のもと盛大に執り行われ、授与式の後、工場においてアロエ生産者約２，５００人と日本側関係者との懇親会も開催されました。

兼松は、これまでタイ産アロエ缶詰をPranburi Fruits Industrial Ltd. Partnership（以下、ＰＲＡＦＩＣ社）より買い付け輸入し、長谷川香料を経由して森永乳業のアロエヨーグルト原料としてご提供して参りました。森永乳業のアロエヨーグルトは１９９４年１２月の発売以来ロングセラー商品として、販売累計数３６億個（単体換算）を突破しております。兼松では、現地生産者の協力も得てアロエの安定供給に努めて参りましたが、森永乳業のアロエヨーグルト発売開始から１０年が経過したことを機に、更に高品質のアロエ原料を安定的に調達・供給する体制を確立することを目的として、ＰＲＡＦＩＣ社との合弁会社を設立いたしました。現在建設中の工場は、2006年春完成の予定です。この工場は、衛生面など厳しい基準に基づき設計されており、効率的且つより安心・安全な原料を生産できる体制を目指しております。

以上