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2015年3月30日
 

兼松株式会社(本社:東京都港区、社長:下嶋 政幸、以下「兼松」)は、EMS(Electronics Manufacturing Services:電子機器受託製造サービス)事業及び製造業向け請負・人材派遣事業を展開している日本マニュファクチャリングサービス株式会社(JASDAQ上場、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小野文明、以下「日本マニュファクチャリングサービス」)と資本業務提携を締結し、同社が実施する第三者割当による自己株式の処分を引受けすることに合意しました。本第三者割当により処分する自己株式の引受け後、兼松は、日本マニュファクチャリングサービス株式の10.0%(議決権株式保有比率10.9%)を保有し、第3位の大株主となります。

日本マニュファクチャリングサービスは、子会社に株式会社志摩電子工業、株式会社テーケィアール、パワーサプライテクノロジー株式会社を保有し、近年では、株式会社日立メディアエレクトロニクスより電源事業、トランス事業、車載チューナー事業及び映像ボード事業を一部譲受したほか、パナソニック株式会社より一般電源事業を譲受するなど、グループで、設計・開発から基盤実装やモジュールの組み立て、電気・電子部品の中核となるキーデバイスの生産まで、EMSにおけるすべての領域で質の高いサービスを提供しています。

兼松は、日本マニュファクチャリングサービスの技術力・生産基盤・リソースを活用することで、主に日系電子機器メーカーに対して、困りごとの解決やきめの細かいサービスを強化し、開発・設計・製造・調達・ロジスティクス・マーケティング・販売までのトータルソリューションを提供することで、従来得意としてきた民生分野及び安定成長が見込まれる車載分野でのビジネス拡大に取り組みます。
また、海外においては、北米を始め各国で進む車載用部品の現地製造に寄与するため、Just in Time 方式での供給や技術的な専門性の要求に応えるためのインフラを構築しており、今後は、日本マニュファクチャリングサービスとの協力により、グローバル事業の更なる拡大を目指します。

兼松と日本マニュファクチャリングサービスは本資本業務提携により、EMS事業の拡大、戦略的部材調達の強化、北米及びアジア等海外事業展開における協業推進を含む全面的な協力体制を構築していきます。また今回の協業により、兼松の国内外のグループネットワークを活用した原料調達・マーケティング・販売機能と、日本マニュファクチャリングサービスの開発・設計・製造機能を結集し、商品競争力の強化を図ることによってEMS分野での新たなビジネス創出を目指してまいります。
以上

<ご参考>  日本マニュファクチャリングサービス株式会社の概要
  商号: 日本マニュファクチャリングサービス株式会社 (略称:nms)
  設立: 1990年8月
  代表者: 代表取締役社長 小野文明
  本社: 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー11階
  資本金: 5億69万円(2014年3月31日現在)
  URL: www.n-ms.co.jp/


【お問い合わせ先】
兼松株式会社 広報・IR室 電話:03-5440-8000