2018年 社長年頭挨拶

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2018年1月4日

明けましておめでとうございます。
1月4日朝、兼松株式会社本社にて行なわれました、当社社長 谷川薫による兼松グループ全社員向けの「2018年 年頭挨拶」を下記の通りお知らせします。

明けましておめでとうございます。

新年のスタートにあたり、兼松グループ全世界の皆さまに年頭のご挨拶を申し上げます。

皆さん、年末年始をご家族やご友人とゆっくりと過ごされ、リフレッシュされたものと思います。私は、年末、47年ぶりに小学校時代の同級生らと再会しました。昨年秋に突然、facebookのmessengerで連絡が来たのがきっかけでした。

昨今のネット時代は、人と人との関係が希薄になると言われる一方で、全く消息が分からなかった古い友と再会できるという素晴らしい機会をもたらす効果もあることを実感しました。個人的な繋がりに限らず、ビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービスのLinkedInなど、ビジネスシーンにおいても、我々が活用するツールの技術革新とその進化は、あらゆる可能性を我々の前に提供してくれるようになってきました。

2017年の振り返り
昨年は、国際社会を揺さぶるような政治的リスクを改めて意識した年でありました。米国トランプ政権の発足以来、TPP、イラン、北朝鮮、中東の混乱などが、次々と起こっています。国を超えてビジネスを行う我々商社には、それぞれの国の法律や制度を十分に理解してビジネスを行うことは当然として、これまで以上に国際的な政治リスクを考え、対処するという付加価値も期待されているのではないでしょうか。国際情勢の安定と平和を望みながらもアンテナを高く、世の中の情勢に敏感になり、常にさまざまな事態を予測し準備しておく必要があると思います。

日本国内では、大手企業などのさまざまな問題が世界の産業に影響を与え、コンプライアンスの重大さについて認識を新たにした年でもあったのではないでしょうか。コンプライアンスというのは、自分自身との戦いであるという強い意識、そしてその戦いに負けぬようしっかりとした心構えを持つことが大切だと思います。自らの思考による判断に間違いが起こらないように、日頃から自分自身の人格を磨いていくことが大切です。

さまざまな課題はあったものの、国内では多くの企業が最高益を更新するなど充実した経済活動が継続しています。兼松グループも、今期業績は好調な推移であり、目標達成までもう一息というところまで来ています。

一昨年に投資した株式会社ダイヤモンドテレコムと兼松コミュニケーションズ株式会社との合併という大きな関係会社同士の統合も、多くの関係者の尽力により成功裏に進み、結果、大幅増益となっています。これらのプロセスを経て、貴重なノウハウを蓄積することもできました。兼松そしてグループ会社の連携による大きな成果と言えます。

2018
今年2018年、当社が取り組むべき3つの事をお話したいと思います。

一つ目は「進化」です。

IoTやAIに代表される新しい概念や方式が急速に普及することは間違いなく、当社としては、いち早く取り組んでいますが、我々の収益を支える伝統的なビジネスにおいても、IoTやAIによる進化が不可欠だと考えています。それらを早急に学び且つビジネスに取り入れるため、組織や制度の進化、ビジネス手法の進化、そして我々自身の意識の進化など、さまざまな場面において進化して行くよう、今年は取り組んでいきたいと考えています。

コンピュータの発展とともに我々の仕事の質は大きく変化しました。今後AIの発達は予想以上のスピードで進み、結果的に人に要求される仕事も変わってくることは間違いないでしょう。同時に、AIと共に新しい事業を作り出す必要が出てきます。AIは、あらゆる産業から発生してくる可能性があります。全員がそのことを意識し、新しい発想で日々の仕事に臨んでいきましょう。今年は、その元年としたいと思います。

二つ目は「連携」です。

兼松が掲げる事業創造の重要なテーマは、取引先との共生、連携によるビジネスの構築です。IoTやAIなどの新しい概念とそれを軸に各ビジネスが連携し、これまでに無い新しい価値観や事業を創造していく必要があると考えています。

もはや電子分野にとどまる話ではありません。電子と食糧がIoTを軸にスマートアグリで連携を深め、新しい形のビジネスを生み出そうとしていますし、当社が早くから取り組んでいるEVやコネクテッドカーでの連携もその代表例です。

IoTに限らず、これまで以上に自身のビジネスと他部署のビジネス、グループ会社のビジネスとの垣根を取り払い、連携を深めていくことが重要です。新しい発想や違った切り口による連携が、事業創造の極めて重要な要素になってくると思います。今年は、これら連携をさらに強化すべく取り組んでいきたいと考えています。

三つ目は「達成」です。

兼松の創業は1889年8月であり、今年は創業129年目を迎えます。また設立は1918年3月で、今年は設立から100年目を迎えます。そして、まさにその年がVISION-130の最終年度であり、5年前に公表した目標を達成する年でもあります。

これまで、さまざまな成長への布石を打ってきました。好調な経済状態にも支えられています。昨年行った「兼松の10年後を語る会UPDATE」でも、大変に心強い思いを持ちました。今期のグループ業績に対する大きな不安は今のところありません。むしろ、早くVISION-130を達成し、次の新たな目標を設定し、継続的な成長へと進んでいきたいと思います。

当社を支える株主や機関投資家の皆さまの期待に応えるとともに、兼松がさらに成長する企業であるということを理解していただくため、さらに積極的な対話も行っていきたいと思っています。

今年は、いろいろな面で「達成」ということをこれまで以上に意識しながら、さまざまな取り組みを行っていきましょう。

今年も、皆さんと共に、志を高く、創意工夫しながら、思いっきり元気に走り回っていきたいと思います。

最後に、兼松グループの皆さんそしてご家族にとって、この一年が健康で実り多き素晴らしい年となることを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

以  上

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