2019年 社長年頭挨拶

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2019年1月7日

明けましておめでとうございます。
1月7日朝、兼松株式会社本社にて行なわれました、当社社長 谷川薫による兼松グループ全社員向けの「2019年 年頭挨拶」を下記の通りお知らせします。

はじめに

皆さん、新年あけましておめでとうございます。
新年のスタートにあたり、兼松ならびに全世界の兼松グループの皆さまに年頭のご挨拶を申し上げたいと思います。
今年の仕事はじめは1月4日の金曜日だったため、年賀式は本日7日にしました。4日に休暇を取りゆっくり休んでいただいた社員も多いのではないかと思います。

私は、正月に家族で箱根の温泉に行き、ご来光を見ながら当社の30年後について思いをめぐらせました。

30年後

今から30年前というと、携帯電話もなく、仕事でようやくパソコンを使い始めた時代でした。その後の30年間の技術革新は激しく、今や携帯電話はあたりまえであり、パソコンの性能は当時の何十台から何百台分です。また、この間にビッグデータが蓄積され、そのデータに基づきAIが普及し、さらにAI自身が考え始める、そんな時代となりました。この30年間の移り変わりをみると、これからの30年間はもっと大きく変化していくのではないかという気がします。

昨年秋に行ったSDGsの専門家との対談の中で、企業の方向性は30年後を見据えた長期的な視野をもって考えることが非常に重要であるというお話をいただきました。そして年末に参加した若手の皆さんの勉強会では、兼松の30年後については、現在その将来を決める判断を日々行っているベテランの皆さんや、30年後に兼松で活躍しているであろう若手の皆さんに考えてほしいと話しました。今年は、皆さんと長期的な将来について議論をしていく機会を見つけていきたいと思います。

2018年の振り返り

昨年を振り返ると、2月には平昌オリンピック、5月には英国のヘンリー王子と米国女優メーガン・マークルさんの結婚など明るい話題もあった一方、政治的には米中関係や朝鮮半島、中東をめぐり様々な問題がありました。そうした国際政治に経済が左右され、その影響が我々に多少なりともあった一年だったと思います。

兼松グループにおけるニュースも一部ご紹介します。

まず3月に新しい案件として、小型人工衛星の打上げを行う米国ベクター社と日本およびアジア3ヶ国での独占販売契約を結びました。また、ポートフォリオの入れ替えということではゴルフ事業を譲渡しました。4月には、連結経営の推進として、半導体・電子部品事業を別会社化し兼松フューチャーテックソリューションズを設立しました。5月にはVision-130の1年前倒しでの達成とそれに伴う新たな中期ビジョンfuture135を公表。また、先進技術や事業連携の重要性に鑑み、新たに先進技術・事業連携統括担当役員を設置。グループ内や海外との事業を連携していくことにより新しいビジネスが創出されることを期待しています。6月には、その先駆けとなる兼松Ventureを設立しました。将来へむけての投資の第一歩となるかと思います。

12月には、カードプリンタ事業を行うジー・プリンテックを100%子会社化しました。プリンタ事業にとっては再び大きな一歩を踏み出したことになります。また、データの取引会社であるDawex社と業務提携を結びました。これは新たな取組みであり、これまでの当社取扱商品に新たにデータが加わったということで、当社の将来を占う上で重要な一歩ではないかと思っています。

結果、ポートフォリオの入替えや先進技術への取組み、事業連携、連結経営の推進などを少しずつではありますが、着実に前に進めた年となりました。2019年は、さらに新たな案件を組成して先に進みたいと思います。

2019年、皆さんに期待すること

2019年は、3月には英国のEUからの離脱(BREXIT)が予定されています。欧州に拠点を構える我々にも多少の影響があるものと思われます。また、4月に今上天皇が退位、5月に新天皇が即位され、新元号が始まります。新しい時代が始まるという気持ちで、皆さん自身の頭の中をリフレッシュしながら、事業を前に進めていただければと思います。9月からはラグビーワールドカップの日本開催。そして10月には消費税が10%に引き上げられる予定で、これも景気の動向を左右する要素になると思います。

このような2019年、皆さんに期待することは2つです。

1つ目は「新しいことへの挑戦」です。

今年も新たに色々なことに挑戦してください。中期ビジョンfuture135で「規模の拡大」や「付加価値の獲得」と掲げているとおり、新たなことにも取り組み、ビジネスを伸ばしていただきたいと思います。誰かに任せておけば良いという考えではなく、自分自身が挑戦するという気構えでお願いします。年齢は関係ありません。ただ昨今、IoTなどの先進技術分野においては若い人の発想力やアイデアが重要な要素になっているので、ベテランの人たちは若い人のアイデアや提案に耳を傾け、その内容を十分に検討することが必要です。懐の深さを持って進めていただきたいと思います。それぞれの部署あるいはチームで、新しいことをテーマに皆で知恵を出し合い、私や役員にプレゼンンテーションをして下さい。その上で、会社としての方向性についても考えていきたいと思います。

2つ目は「常に考える事」です。

自分のビジネスについては、収益やビジネス構築について常に考えていると思いますが、もう少し大所高所から会社をどのようにしていくべきか皆さんにも考えてもらいたいと思います。30年後の兼松を考えるにあたって、考える力をもっと養い、発想を豊かにしてください。

同時に、その通過点であるfuture135の目標達成についてもしっかり考えてください。future135では、規模の拡大による成長と付加価値の獲得を目指し、その結果、連結当期利益250億円と数値目標を掲げています。皆さんでその中身を考え、経営とも議論していただきたいと思います。若いからといって経営陣と議論ができない、そんな会社ではありませんので、皆さん一人一人が考えたことを上司や経営とあるいは皆さん同士で議論してほしいと思います。

一方、経営としては本年、2年目を迎えるfuture135の徹底・浸透を図るとともに、皆さんの考えをより一層取り入れていきたいと考えています。そのためにも、future135を十分理解していない人は、遠慮なく上司や企画部に質問してください。

また、今年はESGを少し意識した経営を行っていきたいと思います。30年後、50年後、100年後に兼松が持続的に成長していくために、ESGの視点は不可欠であると考えています。

そして、働き方改革です。即ち、兼松を「働き甲斐のある会社」、「誇りを持てる会社」にしたい、結果的に従業員である皆さんの満足度を高めていけるよう努力していきます。

おわりに

皆さんは、最近更新された当社の新卒採用のホームページをご覧になりましたか。そこには学生に対する私や採用担当者からのメッセージが掲載されていますが、学生だけでなく社員の皆さんにも継続的に伝えたい私の思いが込められています。1年のスタートにあたり、新たな気持ちで読んでみて下さい。

2019年そしてさらにその先に我々が目指すところは、兼松グループに属する皆さんの幸福と、事業や企業活動をとおして社会に貢献していくことです。そのためには皆さんの健康と元気が何よりも大事です。

最後に、皆さんとご家族のご健勝とご活躍を祈念し、新年の挨拶とします。

今年も頑張りましょう。


                                                       以  上

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