2024年2月13日、パリで開催された”International Open Forum on Data Society”* にて、株式会社日本データ取引所(Jdex)へ出向中の延川社員が登壇し、データマーケットプレイス(JDEX)に関する日本での事業経験について講演しました。

兼松は、2019年9月にDAWEX社との戦略的パートナーシップ締結およびJdexとの資本業務提携により、データ取引事業を展開しています。2024年2月末時点で約260社が登録しており、JDEXのサイトには続々と優良なデータ製品が掲載されています。
(サービス紹介サイト:https://www.service.jdex.jp/

今回の登壇では、”Orchestrating data exchanges in Japan - A view from the field” と題し、日本でのデータマーケットプレイスの登録状況や顧客行動の時系列推移を説明しながら、日本市場で生まれつつある “兆し” について講演を行いました。

登壇者コメント:

今回の登壇では、DAWEX社との戦略的パートナーシップに基づき運営しているデータマーケットプレイスに関する事業経験をお話ししました。
データ連携基盤に関する国際標準化を標榜する国際円卓会議のため、データ連携に関する相互運用性を実現することが目的です。これが実現すると、利用者が他の技術を使っていても、利便性から我々のサービスを利用するモチベーションに繋がります。今後も継続し、ビジネス視点で国際円卓会議に貢献できればと思います。

聴講者の声:

  • データ連携を実現するために、データに関する技術情報だけではなく、ユースケース含めたビジネス情報がコミュニケーションの一助を成す
  • 業界特化型で、データ連携について事業開発することが有効的
  • リアルなビジネス経験に基づき官公庁との連携を期待したい
  • 国際標準化は、最終的にビジネスを生み出すものであり、リアルな声を聞けてよかった

※当日のプログラム詳細はこちら
International Open Forum on Data Society開催報告[PDF,286KB]

*“International Open Forum on Data Society” とは?
データ連携に関する技術について国際標準化を目指すために、日本と欧州を中心とした組織が一堂に介し、その連携分野や進め方を共有する国際的な円卓会議。2023年2月開催から数えて第3回目の開催であり、今回は欧州・日本・中国・インドから、オンラインを含み、31団体、68名が参加。各機関・企業からの最新状況が報告され、データスペース、データ仲介、データ取引、データ利活用に関わる事業概況、規制・ガバナンス、標準化、相互運用性、トラストフレームワークなどについて活発な議論が行われました。

次回の“International Open Forum on Data Society”は、2024年秋に東京で開催予定です。
これからも、兼松は、継続して国際的な事業開発に向けてDFFT(Data Free Flow with Trust:信頼ある自由なデータ流通)の実現に貢献して参ります。

また、Jdexでは、データ取引事業に関するアップデートをXで定期的に投稿しておりますので、ご利用下さい。

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