社長メッセージ

予測不能の時代こそ商社にとって好機。
グループ一丸で挑戦し続けます

 兼松グループは、豪州貿易のパイオニアとして1889年に創業し、今年で136年を迎えます。私たちは創業以来、現在のSDGsに通じる企業理念を持ち、社会、経済発展のために、開拓者精神と創意工夫をもって企業活動を行って参りました。これから先も未来を見据えて変革しながら、持続可能な社会を築く商社として新たなビジネスを創出することで、多くのお客さまやお取引先の皆さまから選ばれる存在であり続けることを目指します。

 3ヵ年の中期経営計画「integration 1.0」の初年度となった2025年3月期は、親会社の所有者に帰属する当期利益が275億円と過去最高益を更新し、順調な滑り出しとなりました。今期も最終年度の目標である当期利益350億円に向け、成長に向けた事業投資や、20,000社におよぶ当社グループの取引先を活かし、DX・GX・イノベーションを軸としたお客さまの課題解決に役立つソリューションの提供を推し進めます。

 現在、AIをはじめとする技術革新のスピードは目覚ましく、通商・地政学リスクも高まりを見せており、当社グループを取り巻く環境は先行きの不透明さが増しています。しかし、このような予測不能な時代こそ、商社の真価が問われると私は考えます。更なる躍進に向けてグループが一丸となり、変化を新たな成長への機会と捉え、私たちは挑戦し続けます。

2025年6月

代表取締役社長