兼松は、地球環境保全や生産者生活水準向上などに配慮した持続可能な農業方法を取り入れた生産者が栽培したスペシャルティコーヒー生豆を、日本の焙煎業者の皆さんにお届けするために、販売サイト「COFFEE NETWORK」を2003年に立ち上げました。以来、21年間、同サイトを通じて中南米、アジア、アフリカなど、世界の様々な地域から輸入したスペシャルティコーヒー生豆を日本のお客さまに提供しています。


コーヒーネットワーク

スペシャルティコーヒーとは?

コーヒーネットワーク 生産業者 地域

「消費者が美味しいと評価できるコーヒー」であり、それを実現するための一貫した体制・工程・品質管理が伴っているコーヒーがスペシャルティコーヒーの定義となります。以前は「ブラジル産」「エチオピア産」など国単位の区別が主流でしたが、実際には一つの国の中でも気候や土壌など様々な条件下で味は変わってきますので、各国においても徐々に「農園」「区画」「品種」「精選方法」など区別の細分化が進み、より明確な品質差を生み出そうとする動きが加速しています。兼松としては、その様な流れの中で「客観的味覚評価で一定基準を満たす美味しさがある」「生産国特有の味覚が感じられる」そして「優れた営農に裏付けされた適正栽培の継続性がある」といった項目を満たす豆をスペシャルティコーヒーとして捉えております。

当社の強み

兼松は日本におけるスペシャルティコーヒー輸入のパイオニアであり、2003年から世界中の高品質なコーヒーを発掘し、輸入・販売しています。生産者と長期的なパートナーシップを結ぶことを重視しており、例えばブラジルで最も先進的な農家といわれるダテーラ農園*との取引は既に20年以上継続しています。

環境配慮に対応した農園は非常に丁寧な営農を行っていることが多く、結果として高品質豆の生産に繋がる傾向が強いと考えています。またお互いの想いや課題を共有、解決しながら取り組み強化していくことで、より優れた品質のコーヒーの確保につながるため、環境配慮と品質向上のサイクルに意欲的に取り組んでいる他の生産国/地域/農園も含め、多くのサプライヤーと比較的早い段階から関係性構築や取引を始められたことも当社の強みです。

*ダテーラ農園
自然保護や労働環境の向上を目的とするレインフォレストアライアンス認証をブラジルで初めて取得した、品質、環境の両方に重点を置いた同国におけるスペシャルティコーヒーの先駆的農園。

ダテーラ農園
ダテーラ農園

担当者コメント

兼松 小林 大輔

スペシャルティコーヒーの取り扱いを開始した当初は、国内に数千件あると言われる焙煎業者の皆さまに如何に我々のコーヒーを活きた情報と共にお届けできるかが課題でした。
これに対する解決策の一つが、当時黎明期でもあったECの活用であり、その様な経緯でCOFFEE NETWORKは誕生しました。

同サイトの元々の機能は情報閲覧とサンプル手配のみでしたが、コーヒー業界におけるBtoB ECの先駆者として試行錯誤を重ね、現在はワンクリックで購入から配送まで完了するなど機能は拡充しています。同時に高品質豆の発掘・買い付けにも常に全力で取り組んできた結果、様々な地域の高品質なコーヒー豆を、同サイトを通じてお客さまに提供できるようになり、まさに産地とお客さまを繋ぐ「Network」が張り巡らされつつあります。

今後も、我々の目指す「日本中どこでも兼松が輸入したスペシャルティコーヒーを飲める」世界を確立すべく、更に事業拡大を進めていきます。