2016年 社長年頭挨拶

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2016年1月4日

新年あけましておめでとうございます。
本朝、兼松株式会社本社にて行なわれました、当社社長 下嶋政幸による兼松グループ全社員向けの「2016年 年頭挨拶」を下記の通りお知らせします。

皆さん、明けましておめでとうございます。
新年のスタートに当たり、全世界の兼松グループの皆さんに、年頭のご挨拶を申し上げます。

【2015年の振り返り】
昨年は戦後70年に当たる年でした。株式市場を振り返ると、アベノミクスが功を奏して年始から株価が順調に推移し、4月には日経平均が15年ぶりに2万円を突破しましたが、8月の上海市場での株価急落に端を発した世界同時株安が起こり、中国景気への不安が高まりました。その後、幸いにして、昨年末の日経平均株価は年間9%高と、4年連続の上昇となり年を越すことになりました。

世界に目を向けると、中国の人民元がドル、ユーロ、円、英ポンドに次ぐ5番目の基準通貨になることが確定し、また中国が主導したアジア・インフラ投資銀行が正式に設立されました。米国では、FRBが年末にゼロ金利の解除を決定したことは、記憶に新しく、また40年ぶりに原油輸出を解除したことも、今後の油価の動向を占う上では大きな出来事でした。イラン核協議の最終合意、TPPの大筋合意など兼松のビジネスにも大きく関わる出来事もありました。

【高い志と目標を掲げ、それに向かって人一倍努力する】
本日は、昨年の出来事から、私の印象に強く残った二人の日本人のエピソードを紹介したいと思います。ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智・北里大学特別栄誉教授と、女子サッカー界で、最後の最後まで力を抜くことなく結果を残した澤穂希選手が、記者会見で残した言葉です。

大村博士は、静岡のゴルフ場の近くで採取した土の中から、失明や視覚障害を引き起こす寄生虫の駆除に効力のある微生物を発見し、製薬会社と協力して抗寄生虫薬を開発、いまや年間3億人以上の人をその危機から救っていることで、ノーベル生理学医学賞を受賞されましたが、大村さんが記者会見の際に言っておられた言葉で印象的なものがいくつかあります。

「科学者というのは、人のために仕事をしなければならない」「私は人のマネはしません。マネをしている限り絶対にその人を超えられない」「絶えず失敗しないとだめ。成功した人は失敗したことは言わないけれども、人の何倍も失敗をしている。一度や二度失敗した位で落ち込まず、失敗を恐れず何度でもトライすることが重要」と言われています。
「人の役に立つ研究を生涯続ける」そんな高い志と大きな目標を持って人一倍努力する大村博士の生き方に感銘を覚えました。

昨年末現役を引退した女子サッカーの澤穂希選手も、「少しでも良い環境で女子サッカーがあってほしい。そのために結果を出す」という目標を持ち、「結果がすべて。グラウンドで結果を出す思いでやってきた」「練習ではいつも120%の力を出してやる。練習は手を抜こうと思えば抜けないことはないけれども、練習で120%の力を出していないと試合で100%の力は出せないから」と、つねに気を抜くことをせず、全力で取り組んでこられました。そのような姿は、後輩選手の印象にも強く残っているそうです。

この二人に共通していることは、自分で決めた世界で、高い志と目標を掲げ、それに向かって人一倍努力をされてこられたということだと思います。

【一年の計は元旦にあり】
我々も、2年前に2019年3月末に向けた中期ビジョンVISION-130で「ありたい姿」を描きました。それぞれの分野で人のマネをしない独自性を持った「ありたい姿」を描いたと思います。そこに向かって、今年一年何をするか、アグレッシブな計画を立て、結果を出すということに執着心を持って、失敗を恐れず、それぞれの分野で積極的に仕事に取り組んで頂きたいと思います。我々経営陣も、ビジョン達成に向けて、皆さんが持っている強いところをより強く出来るように、自らの活動に拍車をかけて邁進していきます。創業者の志と伝統に培われたDNAをみなさんと共にしながら、心を一つにして、各分野で兼松独自のワールドを創って行きましょう。

結び】
なお、いつも申し上げていることですが、コンプライアンスの徹底をお願いします。企業の繁栄はコンプライアンスが前提であることを強く意識し、またコンプライアンスに違反することは最終的には自分にも、会社にも、社会にも不利益をもたらすことなることをしっかり認識していただき、今年も自らに恥じない行動を心がけてください。

最後に、皆さんと皆さんを支えて下さっているご家族のご健勝とご活躍を祈念し、新年の挨拶といたします。

以上

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