兼松株式会社
中央復建コンサルタンツ株式会社
株式会社パソナグループ
株式会社BUZZPORT
兵庫県、兼松株式会社、中央復建コンサルタンツ株式会社、株式会社パソナグループ、株式会社BUZZPORTの5者は、次世代モビリティとして注目される空飛ぶクルマ(注1)の振興を通じ、地域創生や観光開発を担う人材の育成及び地域活性化を目的とした連携及び協力に関する協定書を締結しました。
また、本連携の第1弾プロジェクトとして、「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」を創設します。
【本協定の連携事項】
(1)空飛ぶクルマによる地域創生に関すること
(2)空飛ぶクルマを活用した観光開発に関すること
(3)上記(1)、(2)に関する高校生・大学生の研究活動へのメンタリング、協同活動の実施に関すること
(4) 空飛ぶクルマの社会実装に向けた受容性向上のための活動に関すること
(5)その他、空飛ぶクルマによる県民サービスの向上、地域の活性化に関すること
【HYOGO空飛ぶクルマ研究室の概要】
・創設目的
「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」は、空飛ぶクルマを利用者視点から捉え、次代を担う若者とSDGs思考で未来の空を構想する未来系シンクタンクを目指しています。研究室で生まれる提案を広く発信することで社会受容性の向上を図るとともに、研究室に関わった若者を空飛ぶクルマ産業の担い手として兵庫から輩出することを狙いとしています。
・取組内容
①バーチャルラボ運営
「HYOGO空飛ぶクルマ研究室」の関係者と空飛ぶクルマのステークホルダー間のコミュニケーション、そこに集まる情報や議論される知識・アイデアの共有等の機能をもつ仮想空間を構築し、兵庫県における空飛ぶクルマの社会実装を後押しするバーチャルラボを運営します。
②大学生選抜「空飛ぶクルマゼミ」
兵庫県在住・在学かつ観光、地方創生に興味のある大学生の中から、空飛ぶクルマの活用に興味のある大学生を選抜し、インカレゼミ形式で、空飛ぶクルマに関連する基礎的な知識を習得すると同時に、具体的なプロジェクトのインターンシップ、観光や地方創生の観点から空飛ぶクルマの社会実装に関わる調査・研究を実施します。
③観光甲子園内「空飛ぶクルマ部門」
全国の高等学校をネットワークでつなぎ開催する兵庫発の観光コンテスト「観光甲子園」内に「空飛ぶクルマ部門」を新設。若者視点で各地の社会課題解決や観光活性化の事業構想アイデアを競っていただきます。予選、準決勝のプロセスを経て2023年2月に決勝大会を開催し、グランプリ、準グランプリチームを決定します。
今後、5者がそれぞれの知見、経験、リソース等を持ち寄り、兵庫県における空飛ぶクルマの社会実装を後押しすべく、公民連携の取組を推進します。
注1)垂直離着陸電動無操縦者航空機の一般名。電動化、自律飛行、量産化により、ゼロエミッションかつ低コストの運用が可能とされており、世界で開発競争が進められている次世代航空機。海外ではeVTOL (electric vertical take-off and landing)やAAM(Advanced Air Mobility)の名称で開発が進む。 国内では経済産業省、国土交通省が中心となり「空の移動革命に向けた官民協議会」を創設し、制度設計、ユースケース等に関する議論が進み、2025年大阪・関西万博での実用化を目指している。
<お問い合わせ先>
兼松株式会社 広報・IR室 Tel 03-5440-8000 https://www.kanematsu.co.jp/inquiry/