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2022年6月22日

 兼松株式会社(以下、「兼松」)とCO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」を提供するアスエネ株式会社(以下、「アスエネ」)は、企業のカーボンニュートラルへの取組みをワンストップでサポートするため、業務提携について合意しました。アスゼロと当社の脱炭素ソリューションにより、Scope1, 2, 3における企業の脱炭素化を推進します。

■業務提携の内容

 兼松は、昨年よりグループ横断で約20名のGXアクセラレーターを組成し、本社の全事業部門に加えグループ会社を含めて脱炭素に資する製品やサービスの洗い出しを行いました。それにより、Scope 1、2だけでなくScope3の削減にも資する多様なソリューションを一括で皆さまにご提案できる体制を整備いたしました。それらソリューションやノウハウを基にお取引先さまと共に脱炭素化に取り組むことで、サプライチェーンを繋ぐ商社として、サプライチェーン全体の脱炭素化を推進していくことを目指しています。

 アスエネの「アスゼロ」は企業・自治体を対象に、Scope1, 2, 3のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減クラウドサービスとSX*コンサルティングを行っています。強みである脱炭素のワンストップソリューションにより、企業の脱炭素経営推進に向けた包括的なサービスを提供しています。

 本連携により、アスエネのサービス・ノウハウと当社のソリューション・ノウハウを組み合わせることで、企業の脱炭素経営をトータルサポートする体制が構築されました。

「脱炭素社会に向けた取組み」は、兼松グループのマテリアリティ(重要課題)の一つです。さらに、当社グループはTCFDの「指標と目標」で、自社排出量の削減に加えて事業における削減貢献量を積み増すことで、2025年のカーボンニュートラル、2030年のカーボンネガティブ▲150,000t-CO2、2050年の▲1,000,000 t-CO2を目指すことを掲げております。

REDD+事業や二国間クレジット事業の拡大のみならず、本連携のように企業の脱炭素経営を推進しサプライチェーン排出量の削減を実現していくことで、社会における当社の削減貢献量を拡大し、気候変動の緩和に貢献して参ります。

*SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)とは、企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替えること。

※CO2削減ソリューション例

Scope1: バイオ燃料(PKS、木質ペレット、バイオディーゼル、等)、
水素、カーボンニュートラル燃料、省エネ
Scope2: 再生可能エネルギー(PPAモデル、等)
Scope3: カテゴリ1(バイオ・再生材料、軽量化材料、低排出製品、等)、
カテゴリ4(物流上流)やカテゴリ9(物流下流)の効率化や代替手段

■「アスゼロ」について

「アスゼロ」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、サプライチェーン排出量(Scope1, 2, 3)の報告・情報開示を支援します。

<「アスゼロ」の主な特長>

  • ● 請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
  • ● システムは誰でもカンタンにつかえるUI/UXデザイン
  • ● CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績と経験
  • ● CDP、SBT認証、TCFDシナリオ分析、ICPなどのSXコンサルティングが可能
  • ● GHGプロトコルに基づいた各種イニシアチブや省エネ法などの報告資料の作成支援
  • ● CO2クレジットによるオフセットやクリーン電力など、脱炭素ワンストップソリューションの提供

■アスエネ 会社概要

会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化クラウドサービス「アスゼロ」、クリーン電力サービス「アスエネ」
資本金:19億8,250万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、パビリオンキャピタル(シンガポール政府傘下ファンド)、GMO VenturePartners、Axiom Asia Private Capital
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17?1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/

<本件に関するお問い合わせ先>
兼松株式会社 広報:IR室 電話:03-5440-8000 https://www.kanematsu.co.jp/inquiry/