アジア進出支援ファンドの組成ならびに第１号投資案件について

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2015年6月19日

　兼松株式会社(以下、兼松)は、株式会社あおぞら銀行（以下、あおぞら銀行）及び株式会社エスネットワークス（以下、エスネット）と、アジアにおける成長機会を求めるお客さまへのサポートを目的とした「アジア進出支援ファンド」（AZ-Star１号投資事業有限責任組合、以下、新ファンド）を設立し、本日、当該ファンドの運営会社であるAZ-Star株式会社（以下、AZ-Star）が第１号案件の投資を実行いたしましたので、お知らせいたします。

　本アジア進出支援ファンドへの参画は、兼松創業130周年に向けた中期ビジョン「VISION-130」（2014年4月～2019年3月）で掲げる重点分野の一つ『日系メーカー等の海外進出支援』を具現化する施策の一つであり、兼松のお客様のアジア進出ニーズに寄与するものと考えております。

１． 新ファンド及びAZ-Star株式会社について
　投資対象は、アジア地域への進出によって、更なる成長が期待される日本企業とします。地場企業との提携や市場への参入を通じて、日本企業の有する成熟した技術や優れたサービスをアジアへ展開し、アジアの成長を梃子として日本企業の更なるグローバル化助長を目的としております。
また、投資手段は主に普通株式への投資といたしますが、転換社債等その他の投資手段も含めて柔軟に取り組む予定です。

　新ファンドは第1ステージとして、兼松、あおぞら銀行等による総額約33億円の出資により本年４月にスタートいたしました。続く第2ステージでは、アジア地域の有数の金融グループや国内の地域金融機関等から追加出資を募り、最終的には総額150～200億円の規模のファンドを目指してまいります。

　兼松ならびにあおぞら銀行は、それぞれが保有する事業会社ネットワークや金融ネットワークを活用し、投資先である日本の企業に対し、その成長に資するM&Aや業務提携案件の紹介、事業パートナーとの連携を支援してまいります。また、エスネットは、そのグローバルな会計事務所ネットワークを通じて、投資先の税務・会計ニーズに応えてまいります。

＜スキーム概要＞

＜ファンド運営会社の概要＞　
　商号：　AZ-Star株式会社（英文表記　AZ-Star Co., Ltd）
　所在地：　東京都千代田区九段南三丁目２番７号
　設立年月日：　2015年２月18日（業務開始日：2015年４月２日）
　資本金：　30百万円
　株主：　あおぞら銀行、兼松、エスネットワークス
　代表者：　鈴木　信一郎
　ＵＲＬ：　http://www.az-star.com

　なお、新ファンドの投資に関するアドバイザーには、あおぞら銀行がこの度、包括的業務提携を締結したCTBC Financial Holdings Co., Ltd.（中國信託金融控股（股）公司）の最高顧問であり、かつ台湾の大手企業グループが組織する「中華民国三三企業交流会」の会長を務められる江丙坤（Chiang Pin-Kung）氏が就任しております。

＊各パートナー（あおぞら銀行、エスネット）及びCTBC Financial Holdings Co., Ltd.の概要につきましては、下記をご参照ください。

２． 新ファンド（企業投資ファンド）における第１号案件について
　新ファンドは、本日プレミアファイナンシャルサービス株式会社（以下、PFS）の全株式を取得いたしました。
　PFSは、日本全国の自動車販売店を中心とした約27,000社(2015年3月末現在)の加盟店網を通じて、オートローン等のクレジット商品や中古車にかかる車両部位の保証を提供しております。また、同社は成長著しいアジア地域への事業展開も進めており、今回の第1号案件も新ファンドの有するアジア展開サポート力が評価され、投資に結びついたものとなります。
　今後は、兼松が有するバリューチェーンや海外展開ノウハウならびにCTBCをはじめとするあおぞら銀行のクロスボーダーM&Aの業務提携ネットワーク等を活かしながら、PFSの成長を力強く支援してまいります。

＜第1号案件について＞
　投資先商号： プレミアファイナンシャルサービス株式会社
　所在地： 東京都港区六本木一丁目9番9号
　設立年月日： 2007年7月31日
　代表者：　柴田　洋一
　事業内容：　オートクレジットを中心としたファイナンス事業、ワランティ（中古車部品保証）事業、
　保険代理店、各種サービスの企画および提供
　U R L： http://p-fs.co.jp/