環境レポート

環境ビジネス

兼松は国内外において、環境の維持・改善に資する商品の仕入れ・販売・その他の事業活動等を通じて、地球環境の維持・改善に寄与するよう努めております。 また、生物多様性に配慮した事業活動にも取り組んでおります。

森林保全の取組みが「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞

途上国の持続可能な森林経営を推進するための国際的な取組み(※REDD+)として、兼松がインドネシア・ゴロンタロ州で2011年から行っている森林保全プロジェクトが、環境省の「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」(普及・促進部門 緩和・適応分野)を受賞しました。

インドネシアのゴーベル・グループと共に地元ゴロンタロ州の農家によるカカオ栽培の普及を支援し、貧困農家の生計改善を実現しつつ、森林伐採の要因であるトウコロコシ栽培の焼き畑を抑制しています。日本企業である当社が本事業を通じて、インドネシアに豊富にある熱帯雨林を保全することは、日本のパリ協定への貢献として温室効果ガス(GHG)の排出削減を実現する活動でもあります。地元政府と協力して農家を支援することで、森林伐採抑制による森林保全だけでなく、農家の生計改善とGHGの削減貢献にも繋がり、相互利益を生み出しています。(※Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation in developing countries)


地盤補強材「環境パイル」が「エコマークアワード2020」優秀賞を受賞

兼松サステック株式会社の間伐材を使用した地盤補強材「環境パイル」が「エコマークアワード2020優秀賞」を受賞しました。「環境パイル」とは、高品質な防腐・防蟻処理による高耐久性を確保した木材を使用した地盤補強材で、国産材の間伐材を使用しております。エコマークアワードは消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による持続可能な社会の形成に向けて積極的に活動している企業・団体を表彰するもので今回、間伐材を用いるという発想と、それを可能にした技術開発が高く評価されました。

環境パイルで家を支える地盤改良工法が「環境パイル工法」であり、施工後は地盤の中で見えなくなりますが、全ての部材にエコマークを表示し、現在全国で3万棟を超える施工実績があります。一般的なセメントや鋼材を用いた地盤改良と比較すると、製造過程で発生するCO₂発生抑制効果も大きく、また木材の生育過程でもCO₂を吸収しており、CO₂の低減に貢献しております。環境に優しく、また健全な森林管理にも資する環境パイルを通じて、持続可能な社会の実現に寄与して参ります。

ベトナムにて太陽光発電システムを導入

日本は温室効果ガス(GHG)排出削減・吸収の取組みとして、途上国への省エネ・再エネ技術などの普及を促進する二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)を構築・実施しています。

この制度を利用して、株式会社兼松KGKではベトナムのSao Mai社と共に、南部アンザン省に同国最大規模の太陽光発電システムを導入しました。2020年12月より売電を開始しており、CO₂排出削減量は、52,778tCO₂/年を見込んでおります。2030年までにベトナム国内電力供給量の23%を自然エネルギーで賄うというベトナム政府の目標に貢献するとともに、GHGの削減に寄与して参ります。


サステナブル・シーフードのサプライチェーンへの取組み

兼松は「MSC/ASC CoC認証」を取得しています。MSC*1 認証・ASC*2認証とは、持続可能な漁業法・養殖法で水揚げされた水産物の証で、MSC認証は「天然資源」ASC認証は「養殖資源」に適用されます。またCoC*3認証とは、MSC認証・ASC認証を取得した漁業者・養殖業者による認証水産物であることを明記して消費者のもとへお届けするために必要な認証です。水産物の流通・加工の過程で、非認証の水産物の混入を防ぐため、製品がたどってきた経路を遡ることができるようにトレーサビリティを確保する仕組みです。

兼松ではCoC認証の取得を機に、サステナブルな水産物を確実に消費者へお届けするサプライチェーンの一翼を担う企業として水産資源や海洋環境の保護に努め、SDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」の推進に寄与しながら、持続可能な水産業をさらに発展させて参ります。

*1 MSC : Marine Stewardship Council (海洋管理協議会)

*2 ASC : Aquaculture Stewardship Council (水産養殖管理協議会)

*3 CoC:Chain of Custody (加工・流通過程の管理)

生物多様性の取組み----サステナブルコーヒー

ダテーラ農園は、ブラジルで最も高品質なコーヒー豆を生産する農園といわれています。熱帯雨林の保護や労働環境の向上を目的とするレインフォレスト・アライアンス認証をブラジルで初めて取得し、品質、環境の両方に重点を置いたサステナブルコーヒーの先駆的農園です。

 兼松と同農園の取組みは17年と長期にわたっています。取引開始当初、日本ではSDGsやCSRという言葉は今ほど馴染みがない時代でした。しかし当時から同社の理念である「持続可能」に共感し、今日までパートナーとして長い年月取り組んでいます。

 同農園は2015年に、ブラジルの全農産物生産者の95%以上が購読している"Globo Rural"という雑誌が主催する「もっとも環境にやさしく、サステナブルな営農を行っている農園」としてコンテストで、栄えある第1位を受賞するに至りました。

 今後もサステナブルコーヒーの先駆者として、地域社会、自然への更なる貢献を通じて、より安全で美味しいコーヒーを皆さまへお届けいたします。

レインフォレスト・アライアンスリンク
ダテーラ農園リンク

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