食糧 食糧

Grain, Oilseeds & Feedstuff

食糧

多種多様な食品生産の基礎となる各種穀物、油糧種子、生産資材などを世界中から安定確保し、日本やアジアの食品メーカーに供給しています。世界人口増加に伴うタンパク質需要の増加は著しく、主食たる穀物・タンパク質の生産資材たる飼料原料の需要は、世界的な伸長が続いています。気候変動や地政学的リスクが高まる中、環境に配慮した原料を、安定品質・安定供給にてお届けすべく、日々努力をしています。さらに人々の心豊かな暮らしを支えるべく、ペット関連事業にも力を入れています。

食糧部門は、米や麦をはじめとする穀物、大豆やとうもろこしなどの農産品、パスタ等農産加工品、飼料・肥料に至るまで食の基盤といえる「ものとサービス」を提供しています。
私たちは、“創造的革新的な工夫と伝統的なチャレンジ精神を持って、世界の農業・食料・食生活の発展に貢献する。”という部門理念の下、「安全で安心な食をお届けすることにより、世界の人々の豊かな食生活と、地域社会の人々の生活の質の向上に貢献すること」を目指しています。特に、人口の増加とともに経済が力強く伸長している「アジアの食市場」においては付加価値型バリューチェーンの構築に取り組み、一方、国内ではICTを活用したスマートアグリの推進による酪農畜産業の効率化を推進するなど、従来のトレーディングを超えた付加価値創造に注力して参ります。また、食品安全管理体制の強化を通じ、お客さまに更なる「安全・安心」を提供して参ります。

執行役員 食糧部門長 中嶋潤

中嶋 潤

執行役員
食糧部門長

主要事業と拠点

主要事業と拠点

事業環境の認識

機会
  • 異常気象の常態化
  • 世界需要の増大
  • 品質への要望の高まり
  • SDGs/DX/GX/新技術の導入
アクションプラン
  • グローバルネットワークを活かした供給地域の多様化
  • 需要が増大する中国・アジア市場の取り込み
  • 取扱商品の品質向上
  • IoT技術、ゲノム編集技術術、各種認証取得などによる取引先の生産効率の向上に寄与
リスク
  • 相場変動リスク
  • 異常気象や地政学リスクによる供給リスク
  • 品質リスク
対応策
  • CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)などの先物市場を活用しヘッジを実施
  • 供給元の多産地化により安定供給を確保
  • 川上での生産・集荷事業を通じた品質管理能力の向上

3つの提供価値創出のための中長期展望とグループ一体経営

戦略やイノベーションを遂行する力
(重要な資本)
知的資本
グループ内のDX関連分野とのシナジーを得た、主要穀物・油糧種子・その他原料素材の安定供給ネットワークや品質管理ノウハウ
人的資本
兼松が得意とするDX関連の知識を併せ持つ各商品の専門家集団
社会・関係資本
長年の実績に裏付けされたビジネスパートナーとの信頼関係
サプライチェーンの変革/創出

事業

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グループ会社

日本
兼松アグリテック株式会社 飼料・肥料の製造・販売
兼松ソイテック株式会社 大豆・雑豆・雑穀の販売、豆腐など食品加工用資材の開発・販売
グローカルペットケア株式会社 ペットフード・用品の卸売
中国
大連潤松生物飼料有限公司 飼料原料(膨化大豆・大豆粉)の製造・販売
米国
KAI Enterprises, Inc. 乾牧草・粗飼料の販売
Sage Hill Northwest, Inc. 乾牧草の生産
KG Agri Products, Inc. 食品大豆の種子開発、契約栽培、選別加工、販売
Nippon Trends Food Service, Inc. ラーメン向け製麺業