木質・植物由来のバイオマスはカーボンニュートラルな資源です。それらを燃料としたバイオマス発電は温室効果ガスを抑制し、地球温暖化防止に貢献するものです。
兼松は、2015年頃から発電用にバイオマス燃料(木質ペレット・パーム椰子殻等)を東南アジアから輸入し、日本のお客様に供給し、地球環境の維持・改善に努めて参ります。また、SVLK認証を活用したバイオマス燃料の輸入調達において、持続可能なサプライチェーン構築に向けた取組み方針に基づき、サステナビリティ推進体制を中心として、パートナーシップ構築宣言および行動規範に則った行動を行い、以下の取組を実施することにより、持続可能性および合法性の確認を進めています。
取組み内容
(1)鉄鋼・素材・プラント部門エネルギー部バイオマスビジネス課所属の社員または現地法人社員にて現地サプライヤーへ定期訪問し、以下の項目についての自主監査を行っています。
・原料および製品の分別管理の状況
現地にて製品原料とその他原料を区分するための対策が行われていることを確認します。
・原料の合法性・持続可能性
調達する原料が合法的に伐採された木材、または合法的に伐採された木材であることを書類で確認します。
・原料および製品の分別管理の状況
現地にて製品原料とその他原料を区分するための対策が行われていることを確認します。
・適用される法規とその遵守状況
第三者認証機関による審査を受診し法令に適合していることを書類で確認します。
・森林認証の状況
サプライチェーンに関して森林認証の遵守や認証保有状況を書類で確認します。
・人権、労働および社会への配慮
第三者認証機関による審査を受診しコンプライアンス上の指摘事項がないことを書類で確認します。
(2) 船積み単位で「サプライヤーが関連法規を遵守しており、違法伐採材が含まれていないこと」について、関連書類によって合法性を確認しています。
(3) 関連資料については5年間保管するものとし、それらの資料は監査などの必要に応じて開示しています。
(4) 上記(1)~(3)の方針に沿った調達を実践出来ているかについて、第三者機関であるJIA(一般財団法人日本ガス機器検査協会)による監査を毎年受け、そこで得られた提言について、前向きに改善に取り組んでいます。なお、JIAの監査結果は、以下JIAのHPにおいて毎年公表されており、確認する事が出来ます。当該公表を以て当社の監査結果の公表としています。
木質ペレット原料となる東南アジアの植林地の様子
パーム椰子殻のバイオマス燃料 木質ペレットのバイオマス燃料
●持続可能なバイオマスの国際認証プログラムGGL(Green Gold Label)に認証されています。
→GGLへの宣誓書はこちら
→GGLの詳細についてはこちらをご参照下さい。
●JIA(一般財団法人日本ガス機器検査協会)よりFIT燃料販売業者として認定されています。
→JIAからのからの認定内容詳細及び監査結果はこちら(事業者名欄に「兼松」とご入力のうえ「報告書中」審査結果にて確認が可能です。)