基本的な考え方

兼松は、マテリアリティの一つとして「持続可能なサプライチェーンの構築」を掲げています。 グローバルなサプライチェーンを通じて多様な商品・サービスを取り扱う中で、品質や安全性の確保は、お客様からの信頼を支える重要な基盤であると考えています。 消費者との直接的な接点は限定的であるものの、サプライチェーン全体をつなぐ立場から、法令遵守や品質・安全管理の徹底に努めるとともに、関係団体や取引先との連携を通じてリスクの低減と品質向上に取り組んでいます。 今後も、安全で信頼性の高い商品・サービスの提供を支えるサプライチェーンの強化に努め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

責任ある広告・マーケティング

兼松は、創業主意、われらの信条および兼松行動基準に基づき、お客様や社会に対して責任ある広告・マーケティング活動を行っています。関連法令や広告倫理を遵守し、商品・サービスに関する正確で信頼性の高い情報発信に努めることで、お客様の適切な意思決定を支えるとともに、公正で健全な市場の発展に貢献しています。

品質管理

兼松では、取扱商品や事業の特性に応じて、品質および安全性の確保に取り組んでいます。 特に食品関連事業においては、食品安全管理室を2006年より設置し、食品安全関連法令の遵守や品質管理体制の強化を推進しています。 研修や情報共有を通じて、食の安全に関する社内の意識・知識の向上を図るだけでなく、食品安全管理室の専門スタッフが営業担当者とともに国内外の製造委託先や加工工場を訪問し、工場監査や品質管理状況の確認、品質改善に向けた指導・支援を実施しています。社内研修では、新入社員、キャリア採用、および他部門から食料セグメントへの異動者を対象に毎年、「食の安全セミナー」を実施しているほか、法令改正や社会的要請の変化に応じて随時研修を開催しています。また、食の安全に関する最新情報をメール等で継続的に発信し、知識のアップデートに努めています。 さらに、サプライヤーや製造委託先と連携し、品質・安全性の向上に取り組むとともに、万が一、品質上の問題や法令違反等が確認された場合には、速やかに原因究明および是正措置を実施し、再発防止策を講じることで継続的な改善に努めています。

コンプライアンスチェックシートの活用

兼松では、新規商材の取引開始時などに、自社の商品規格書であるコンプライアンスチェックシートを活用し、関連法令への適合性や品質・安全性に関するリスクの確認を行っています。これらの取組みを通じて、サプライチェーン全体で品質・安全性の向上を図り、お客様に安心・安全な商品・サービスを提供できる体制の構築に努めています。

外部との協業

東京植物検疫協会(http://www.tokyo-syokken.gr.jp

東京港における植物検疫業務が円滑、的確、かつ迅速に実施されるよう当協会が設立され、植物検疫業務の代行、一元化などを行っています。当社グループでは、東京植物検疫協会の理事として、関係当局との調整を通じて東京港における輸入貨物の植物検疫実務を円滑に推進すると同時に、植物防疫の最新情報の把握と自社管理に役立てています。

負の影響が少ない加工食品の開発・提供

おこわ・お赤飯

松は、おこわおにぎりの製造工程において、海藻由来の多糖類を活用した独自製法に関する特許を取得しています。蒸したもち米の表面を海藻由来成分でコーティングすることで、真空冷却時の乾燥や米粒の損傷を抑制し、おこわ本来のもちもちとした食感を維持しながら効率的な製造を可能にしました。これにより、従来は多くの手作業を要していた工程の自動化・省人化を実現するとともに、製造時の衛生性向上や安定供給にも貢献しています。 さらに、作業効率の向上によるエネルギー使用や資源投入の抑制にもつながり、環境負荷の低減と持続可能な食品サプライチェーンの構築に貢献しています。

より良い栄養へのアクセスに対する取組み

タンパク質危機の解決に貢献

国連推計では、2050年までに地球上の人口は約100億人に達すると報告がされており、2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなる「タンパク質危機」の時代が到来すると予測されています。

こうした中、 兼松グループは、高品質な植物性タンパク質を安定的に市場に供給することを目的として、2020年12月、植物 肉スタートアップ企業のDAIZ株式会社と資本業務提携契約を締結しました。

食品大豆・油糧種子事業、畜肉事業、食品事業において、兼松グループが国内外に有する幅広い販路を活用し、DAIZが開発・生産する植物肉「ミラクルミート」を販売することで、世界的なタンパク質危機の解決に貢献していきます。