方針・基本的な考え方
当社グループにとって人材は最も大切な財産です。当社グループでは持続的成長のために注力する5つの重要課題(マテリアリティ)の1つとして「多様な働き方を実現する環境づくり」を設定しています。多様な人材がそれぞれの個性・ 能力を発揮できる環境を維持するため、その基盤となる従業員の健康維持・増進および安全に働くことができる環境整備を進めてまいります。
兼松健康経営宣言
当社は、持続的成長を目指す上で、従業員の健康維持・増進を重要な経営課題と考え、健康経営を推進すべく、以下のことに取り組みます。
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健康管理
従業員一人ひとりが自らの健康維持・増進に積極的に取り組むことを支援します。
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環境改善
従業員が健康的に働き、組織の中で活躍できる職場づくりを推進します。
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継続的改善
健康管理と環境整備のための施策について、検討・実行・効果検証・改善を継続的に行います。
健康経営
健康経営推進体制
当社は、人事担当役員を健康経営推進責任者とし、人事部・産業医・診療センター・衛生委員会・健康保険組合から成る組織体制で健康経営を推進します。また、健康経営への取り組み内容を経営会議に報告する機会を設けています。
健康経営推進体制
健康経営優良法人2024
当社は健康経営に関する取り組みが評価され、経済産業省が主催する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
パフォーマンス指標
当社は、生産性と活力向上に向けて、「プレゼンティーズム」、「アブセンティーズム」、「ワークエンゲージメント」を健康経営の指標とし、改善に向けた取り組みを進めています。
2022年3月期 | 2023年3月期 | |
プレゼンティーズム(%) | 20.4 | 20.3 |
アブセンティーズム(日) | 0.8 | 1.0 |
ワークエンゲージメント(点) | 3.1 | 3.1 |
定期健康診断・歯科検診の実施
当社では、34歳以下の従業員を対象に健康診断を、35歳以上の従業員を対象に人間ドックの受診機会を年に1回提供しています。未受診者については個別に受診勧奨を行い、受診率の向上を図り、従業員の健康管理を支援しています。
また、むし歯や歯周病の早期発見と予防を目的として、従業員向けに年に1回歯科検診の受診を推奨しています。
女性の健康支援
全女性従業員を対象に年に1回子宮頸がん検診・乳がん検診の推奨しています。また、2021年度から、男女問わず全従業員を対象として、女性特有の健康課題に関するセミナーを実施し、女性の健康課題に関するリテラシー向上に取り組んでいます。
メンタルヘルス対策・ハラスメント対策
メンタルヘルス不調者の早期発見と予防のため、年に1回ストレスチェックを実施し、高ストレス者に対する産業医面談や、組織毎の集団分析を行っています。さらに管理職向けにメンタルヘルスに関するラインケア研修を実施し、メンタルヘルスの重要性の啓蒙に取り組んでいます。また、ハラスメント社内相談窓口の設置やハラスメントハンドブックの配布、ハラスメント研修の実施などにより、メンタルヘルス不調者を発生させない環境づくりに努めています。
健康状態の把握
当社では2024年3月期中に健康管理システムを用いて、従業員の健康に関するデータを可視化する取り組みを予定しています。兼松健康保険組合と連携してデータを効率的に分析し、従業員の健康状態に即したより効果的な施策を講じて参ります。
ヘルスケア等
東京本社では、診療センターを社内に設置し、従業員の健康維持・増進に取り組んでいます。また、デスクワークなどによる肩こり、腰痛の緩和やリフレッシュを目的として、従業員が就業時間中に施術を受けることができるマッサージ室を設置しています。